セレコックスは頓服利用は可能だが即効性はあまりない

セレコックスの即効性と頓服利用

 

普段はそれほど症状がないけど、ときどき痛くなることがある・・・と言う場合は、鎮痛剤を「頓服」として使いたいと思うかもしれません。ただし、頓服として使うためには即効性がカギとなります。

 

ここでは、セレコックスの頓服利用や即効性について説明します。

 

セレコックスは頓服としても使うことはできる

 

まずはじめに結論から言うと、セレコックスを頓服として使用するケースはあります。

 

頓服として最も利用されている鎮痛剤の1つにロキソニンがありますが、ロキソニンは胃を荒らしやすく、合わないという人も多いです。その点、セレコックスは胃を荒らしにくいので、セレコックスが頓服として選ばれる場合はあります。

 

ただ、セレコックスが頓服に向いているかどうかについては、意見が分かれるところです。というのも、頓服として使うためには、どうしても「即効性」が必要になるからです。痛くなってから服用することになるので、なるべく早く効くことは重要です。

 

種別 血中濃度最大時間

セレコックス

約2時間

ロキソニン

約30分

ボルタレン

約2.5時間

イブプロフェン

約2.5時間

→血中濃度や半減期、持続時間はどのくらいあるの?

 

↑はセレコックスと代表的な鎮痛剤の血中濃度最大時間の比較となります。血中濃度最大時間が短ければ短いほど、すばやく血中濃度が上がり、効果を発揮するということになります。

 

簡単にいうと、個人差はありますが、ロキソニンは服用してから15~30分ほどで効き始めるが、セレコックスは1時間程度かかるということになるのです。

 

そのため、即効性という部分だけを見れば、圧倒的にロキソニンが優れています。ロキソニンは市販もされているので、利便性でもロキソニンのほうが上でしょう。セレコックスを頓服として使うのは、「ロキソニンがあまり効かない」「ロキソニンだと胃が荒れやすい」などのケースに限られるということです。

 

個人の判断でセレコックスを頓服として使うと、「本当はロキソニンの方がすぐラクになって良かった」という可能性をつぶしてしまうことになるので注意しましょう。

 

セレコックス服用中に他の医薬品を頓服として使うのはOK?

 

通常、セレコックスは1日2回、朝夕食後に定期的に服用するものです。

 

→セレコックスの用法・用量は?

 

なので、普段はセレコックスで痛みを押さえておいて、それでも痛いときはロキソニンを頓服として飲んで対応するというのは良いように思えます。

 

ですが、セレコックスを服用している場合、他の解熱・鎮痛剤を頓服として使うのはおすすめできません。

 

なぜなら、セレコックスもロキソニンも、非ステロイド消炎鎮痛薬(NSAIDs)と呼ばれる医薬品となり、作用の仕組みが同じだからです。なので、NSAIDsの服用量が増えることになり、副作用もそれに比例して増えることになります。

 

→副作用とは?腹痛や口内炎、下痢・便秘など

 

詳しくは↑で解説していますが、NSAIDsの代表的な副作用としては「胃腸障害」があり、胃痛や吐き気、食欲不振などを起こします。症状が重くなると胃潰瘍や消化管出血などもありえます。セレコックスは胃腸障害が少ないほうではありますが、それでも副作用はあるので、同じNSAIDs同士を併用するというのはおすすめできません。

 

ときどき(10日に1回以下)併用する程度ならそれほど問題はないかもしれませんが、日常的に併用するような場合はリスクは高いです。医師に相談し、薬のスケジュールを作ってもらうようにするべきでしょう。