セレコックスとインフルエンザ予防接種や脳症との関係

セレコックスとインフルエンザ(予防接種・脳症)の関係とは?

 

セレコックスは服用がある程度長期化する可能性がある医薬品です。そのため、服用中にインフルエンザの予防接種を受けたり、感染・発症してしまったりといったことがありえます。

 

あるいは、インフルエンザの高熱を、セレコックスで解熱できないか?と考える人もいるでしょう。この場合、インフルエンザ脳症の部分も心配です。

 

ここでは、セレコックスとインフルエンザ予防接種、さらにはインフルエンザ脳症との関係を解説します。

 

セレコックス服用中のインフルエンザ予防接種

 

まずはじめに、セレコックス服用中のインフルエンザ予防接種ですが、こちらは基本的にはOKです。

 

  1. 37.5度以上の発熱がある
  2. 急性疾患が出ている人
  3. 予防接種でアレルギー症状を起こしたことがある人
  4. 医師に予防接種がダメと判断された

 

↑がインフルエンザ予防接種ができない場合の条件ですが、この中で該当する可能性があるのは(1)と(4)です。

 

まず(1)の「37.5度以上の発熱がある」ですが、こちらは熱に対して、解熱目的でセレコックスを利用しているケースとなるでしょう。ただ、セレコックスは基本的に鎮痛目的で使われ、解熱で使われることはあまりないので、該当することは少ないでしょう。

 

もう1つの(4)「医師に予防接種がダメと判断された」ですが、こちらの方が可能性はあるでしょう。インフルエンザ予防接種には「副反応」と呼ばれる、副作用のような症状が出ることがあります。体が弱っていると副反応で症状が重くなることがあるので、予防接種を断るケースがあります。

 

セレコックスを服用しているということは、なんらかの疾患で体がある程度負担を受けているので、その疾患を心配して予防接種を断られる可能性はゼロではありません。

 

とはいえ、基本的にはいずれの場合も該当することはあまりないはずです。たいていの場合は問題なく予防接種を受けることができるでしょう。

 

インフルエンザ脳症の心配は?

 

インフルエンザ脳症とは、けいれんや意識障害、異常行動などを起こしてしまう疾患のことを言います。インフルエンザのウイルスに対して過剰な免疫反応が起こることが原因とされています。主に1~5歳の幼児に多いですが、成人でも発症することはあります(発症率自体は低いです)。

 

そして、インフルエンザ脳症は、NSAIDsと呼ばれる解熱・鎮痛剤を使用することで、リスクが上がるとされているのです。

 

ただ、NSAIDsといってもいくつかの種類があり、中でもサリチル酸系、フェナム酸系、フェニル酸系はリスクが高いとされていますが、その他(ロキソニンなど)については成人に限り処方されるケースもありました。セレコックスはコキシブ系に属するので、インフルエンザの高熱対策として処方されることもあったようです。

 

しかし、インフルエンザ脳症とNSAIDsの関係はいまだに良くわかっていない点も多く、現在ではリスク回避のため「インフルエンザにかかっている間は使わない」というのが一般的です。もしどうしてもつらくて解熱が必要な場合は、安全性の高いカロナール(アセトアミノフェン)を使うケースが大半です。

 

また、そもそも「インフルエンザの高熱は体を守るための反応だから、解熱剤を使うべきではない」という意見もあります。今はタミフル・リレンザなどの効果の高い抗インフルエンザ治療薬もあるので、発症中は抗インフルエンザ薬だけを飲んで回復を待つ、という方が多いでしょう。

 

以上を考慮すると、まず第一に病院でセレコックスが処方された場合は、それは医師の判断なので、慎重に様子を見つつ服用するのであればOKです。ただ、自宅に残っているセレコックスを、個人の判断で使う、というのは避けたほうがよいでしょう。